日の出食堂的、情報発信と五泉ご当地グルメ『さといも麺』のお話
体の細胞が入れ替わる新陳代謝のように、私ども大衆食堂で大事なことはお客様の新陳代謝。
古くからの常連さんもいれば、新たに店のファンとなってくれる新規のお客様を増やしていくことが五泉の食堂の皆さんの共通の悩みのようです。
かつては五泉の町の飲食店といえば当店のような食堂ばかりでしたが、今では食のお店も多様化し、ましてや全国チェーンのコンビニまでもがこの町にあり、生活スタイルも変わってしまいました。
世の中、週休二日になる前などは土曜の早や帰り、高校生同市で食事する姿も見かけたものですが最近ではさっぱりと。
それほど五泉の食堂ではお客様の新陳代謝がうまくいっていないようで、或る店などは今いる常連さんが来なくなったらどうなるのかしらなどと嘆いたりもします。
ここ数年前から当店では一見さんが増えていて、ともすれば週末、初めて見る方ばかりだねと家族で話したりもするほど。
それも若いお客様の比率が高く、男性よりも女性だったり、小さい子を連れた若い夫婦だったりと、五泉の同業者の食堂から見れば珍しいようで、実はそんなことも定休日の火曜日に営業する理由の一つです。
昔から来られる常連さんの来店の頻度が減り、町の景況の悪さが追い打ちをかけるように街に暗い影を落としていきます。
それでも忙しくされているお店もあり、負けてはいられません。
夜も10時近くともなると街灯の明かりだけは明るく、人も歩かずに寂しいほど。
そんな五泉の街ですが、お店の新陳代謝を図りながらまだまだ頑張っていかなければと思う今日この頃です。