日の出食堂的、情報発信と五泉ご当地グルメ『さといも麺』のお話
3月11日、東日本大震災の日。
思えば9年前のこと。
前の年の暮れ、「さといも麺」を初めて世の中に限定1,000食売り出しての初めての春。
これから通年提供しようと五泉の食堂組合店舗でスタートした矢先のこと。
新潟県庁の地域振興局の方が「五泉のご当地グルメ」の取材に訪れていた正にその時、ズドンとした衝撃の縦揺れとその後の平衡感覚がなくなるほどの揺れにテーブルを照らしていた蛍光灯がぐるぐると回り、あまりの勢いの良さに天井から外れて飛んでいくのでは思ったほど。
「何なんだ、これ」と表に出ると、同じように不安がった町内の方々が表に出ていました。
あの日、まだ3月だというのに暖かかったことが昨日のように思い出されます。
あれから9年、「まだ9年なのか、もう9年」なのかは人それぞれ。
私には東日本大震災は「さといも麺」と一緒の年月を歩んでいるように思えてなりません。
大震災の後の閉塞感から9年、今度は新型ウイルスによる緊張もあり、時代は繰り返しています。
来年の今日、平穏な日常が戻っていることを願います。