日の出食堂的、情報発信と五泉ご当地グルメ『さといも麺』のお話
先月より五泉市では「桜カレー」なるものを販売しています。
市内では「さくらんど温泉」で販売されているそうですが、私まだ食べておらず、味の評価はできません。
ゴールデンウィーク前に新潟日報に記事が出ておりまして、五泉ではなく何故か苗場プリンスホテルで期間限定で提供されているとのこと。
ピンク色のカレーで、ピンク色のもとはビーツ(ロシア料理のボルシチなどに使用されるもの)、桜から抽出したエキスを混ぜているために「桜カレー」と名づけられています。
レシピを拝見したのですが、ホワイトカレーのルウを使ってビーツで着色、具材に五泉産の里芋やレンコンを使うことで五泉のカレーということだそうです。
しかし五泉でビーツをつくっている農家さんを聞いたこともなく、桜からの抗酸化成分も火を通したことで失われないものか疑問が残ります。
この企画は行政主体で進められたもので、私ども飲食関係者は携わっておらず、官民一体で知恵を絞ったとはいえず、正直なところ愛着も提供する気も起きません。
2010年から「さといも麺」を提供しているものとしては、そんなものを作るよりも当ご当地グルメや里芋やレンコンなどに力を入れてもらいたいものです。
で、糸魚川ではメギスをつかったメニューで町おこし。
大火に見舞われた糸魚川の復興を後押ししようと地元飲食店の皆さんが考えての「食の町おこし」です。
五泉市の官だけと違い、糸魚川は官民挙げて発信しようと頑張っておられます。
そういえばカレーといえば「新発田アスパラカレー」も有名で、今年もアスパラを主役に「味めぐり」のイベントが5月より始まっています。
かれこれ10年も続いている恒例の企画で「新発田といえばアスパラ」と周知されるきっかけにもなったことは確かです。
http://www.syoku-jyunkan.jp/eat/aspa_yoko.html
食による町おこしが各地で盛んになっているのですが、ここ五泉市では「食」を本当に売り込みたいのか、観光の目玉にしたいのか、首を傾げます。